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<写真講座 : 組写真の概念と作り方>

写真世界の1ジャンルを応用した『GT4版組写真』。 その概念と作成方法を解説いたします。

■そもそも、組写真とは・・・?
写真の世界に『組写真』というジャンルがあります。

この組写真とは
『複数枚の写真で1つのテーマを物語る』というもので、コンテスト等では『組写真部門』もある程に認知されたものです。 使用する枚数に関しては、コンテスト等では『4枚限定』等の制限を付けている場合もありますが、明確な決まりはありません。 

テーマ設定も様々。 以下、3種類の例で説明します。
 

 
1.同一カテゴリーの集合体  : 例えば『縁石ショット』。 異なる被写体を使いながらも、サブ被写体に縁石を使った写真で揃えます。
 
88CV GT-One SUPRA S2000LM
【88CV】
 
【GT-One】
 
【SUPRA】
 
【S2000LM】
 

 
2.同一被写体のマルチショット  : 複数の角度&ズームサイズで構成。 同じ被写体を使って異なる表情を揃えます。
 
真横 真正面 斜め左 斜め右
【真横】
 
【真正面】
 
【斜め左】
 
【斜め右】
 

 
3.撮影手法の共通化  : 撮影手法にテーマ性を持たせます。 この例では『絵画の技法』をテーマとし、複数技法を揃えています。
 
手法1:ぬり絵 手法2:油絵 手法3:水彩画 手法4:デッサン
【手法1:ぬり絵】 【手法2:油絵】 【手法3:水彩画】 【手法4:デッサン】
 

 
■GT4版の組写真
GT4フォトモード写真の発表の場は『掲示板』となります。 

複数枚を立て続けに投稿し『組写真として連載する』事も可能かと思いますが、『コメントが入ると連作が離れ離れになってしまう』掲示板の特性上、『事前に複数写真を1枚に貼り合わせたものを1つの組写真として発表する』という苦肉の策を考えました。 

使用する枚数や、貼り合わせのレイアウトも本人のアイデア次第。
特に堅苦しいルールを決める事なく、
自由な発想で作品を作るのが面白いと思っています。  以下、レイアウトのサンプルをご紹介します。
 
基本形:4枚組 基本形:9枚組 変形:10枚組 変形:13枚組
【基本形:4枚組】 【基本形:9枚組】 【変形:10枚組】 【変形:13枚組】
 

 
■組写真の作り方
それでは作り方です。 作成方法は人によって様々だと思いますが、ここにでは私のやり方を説明致します。
基本は、ペイントソフトを使った『画像サイズの縮小』『素材画像の貼り合わせ』の2つです。 具体的な作成手順は以下の通りです。

■画像サイズの縮小
@:ペイントソフトを使ってオリジナル写真の画像サイズを縮小し保存します。
   画像サイズを変更できるペイントソフトは色々あって、私は
『ViX』というフリーソフトを使っています。
   このソフトは『画像のリサイズ(拡大縮小)』、『明度や色彩の調整』、『サムネイルを使ったファイル管理』等が出来、とても便利な優れものです。


A:縮小するサイズは何枚組にするかによって決まってきます。
   オリジナル画像は1,280×960ピクセルとなっていますので、縦横2枚=4枚の組写真であればオリジナルサイズの1/2(640×480ピクセル)。
   縦横3枚=9枚組であれば1/3(427×320ピクセル)といった所です。


■素材画像の貼り合わせ
B:縮小保存された『素材画像』を貼り合わせます。
   この際のペイントソフトは、私はWindows付属の『ペイント』を使っています。
   ペイントのメニュー『変形』→『キャンバスの色とサイズ』で幅:1,280、高さ:960、単位:ピクセル、にキャンバスを設定します。

C:もうひとつの『ペイント』を起動し、縮小保存された『素材画像』を開きペイントメニューの『編集』→『すべて選択』→『コピー』で画像をコピーします。

D:Bで設定したキャンバスに貼り付け、位置を調整して組み合わせていきます。 この作業を組み合わせ枚数分繰り返して完成です。

文章で読むと何か難しそうに感じるかもしれませんが、やってみれば意外と簡単です。

4GT4版組写真、それはGT4フォトモードの新たな楽しみ方です。  皆さんも是非チャレンジしてみて下さい。
 

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